top of page

コミュニティ・カーシェアリング

執筆者の写真: 市川まみ市川まみ

 一昨日は視察で岩手、昨日は青森にいましたが、今朝はコミュニティ・カーシェアリングについての勉強会に参加してきました。


ところで皆さんは日本カーシェアリング協会をご存知ですか?


 日本カーシェアリング協会は、東日本大震災をきっかけに『寄付車』を活用して支え合いの仕組みをつくっている非営利組織です。

https://www.japan-csa.org


 本社は宮城県石巻市で、災害時には各地で寄付車の無償貸出サービスを行っており、佐賀県武雄市、栃木県栃木市、に次いで2022年5月22日に我が静岡県富士市に中部支部をオープン!

 現在は40名のスタッフが各地で474台の寄付車両を活用し、災害以外に生活困窮者やNPOに格安リースも行っており、車を使った支え合う地域作りを目指しています。



 例えば集合住宅などで複数人で車をシェアし、定期的に開催するサロンでルールや役割を決め、乗り合いで買い物したり、外出や旅行などができたり。

 そしてドライバーは基本的にはボランティアとのこと。地域で誰かのためになりたい、人と交流したい人がボランティアドライバーになるそう。

 

 つまりスタッフもいない。お客さんもいない。利益も赤字もない、互助活動。使った分だけ使った人でシェアしあう。


 なんだかキブツの概念に近いなと思いました。

 ちなみにキブツとはヘブライ語で集団という意味で、平等と共同体の原則に基づき様々なものをコミューン内でシェアする仕組み。


 

 コミュニティカーシェアリングはボランティアで成り立っている。

高齢者が増え、若者の担い手が減る中でも、まだまだ運転できる人が運転して、地域単位で免許返納しても困らない社会を実現できるかもしれない。


 基本的なカーリース料金は月額19,800円だが、石巻では10社の地元企業がスポンサーとなり、車の維持費を期限付きで一部負担したりしているらしい。


 2025年、2040年問題を控えた今、支え合いの地域づくりが早急に求められている。


 認知症高齢者は2025年には富士市でなんと8800人にも達する見込み。


 地域共生社会、つまり分野などの垣根を超えて横断的に、そして自分ごととして、全ての人が担い手となり、支え合う。そんな社会、地域づくりを目指そう。










閲覧数:81回0件のコメント

最新記事

すべて表示

政務活動費

Comments


bottom of page