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執筆者の写真市川まみ

世界は良くなっていると思いますか?

世界は現在、異常な混乱を迎えていると感じてる人がどれだけいるのか。

むしろいい方向に向かっていると感じてる人がどれだけいるのだろうか。


ニュースを見ていたらあたかも、この世の中は問題だらけと報道しています。


本当にあらゆる問題が日本や世界などで発生し、それが世界中のメディアによって発信されている。


しかし、長期的なデータを見ると多くの指標が世界はおおむね良くなっていることを示しています。


今日、戦争や紛争の発生件数は、過去50年間の大部分と比較して少なくなった。

また、戦争による死者数も大きく減少している。大量殺人も減少の一途をたどっています。


世界の平均寿命も現在は70歳。

世界の平均所得があがり医療支援も増えることで世界の平均寿命が延びているし、また40年経てばさらに平均寿命は延びるだろう。

寿命が延びることは生活が豊かになっている証拠です。


飢餓や子供の死亡率、極度の貧困もここ数十年で着実に減少し、数字の上では何億の人々が人道上の最悪の脅威から解放されている。


これだけデータが揃っていてもなぜ世の中は悪化の一途を辿ってるように感じられるのか?


このギャップはいったいなんなのか?


皆さんは良いニュースと悪いニュースどっちが多いと感じますか?


きっと悪いニュースが多いと思います。

良い噂と悪い噂はどちらが広まりますか?


こちらも悪い噂のほうが広がりますよね。

人は良いものより悪い所のほうが目につきます。


良い変化は社会全体に起るもので個人的に変化は気付きにくいもの。

というのも、データや基準で過去や前の世代と比較して変化を感じるのではなく、周りや自分自身の過去と比較して今の自分がどの状態にあるのかを判断する傾向にあります。


インターネットの普及により、かつてない程に情報量が増えました。

おかげで、危機から遠く離れた国でも悲惨なニュースは更新されていますが、色んな所で悲惨なニュースを目にすると世界そのものが悪い方向に進んでいると感じてしまうかと思います。


地味と派手ならどちらが目立ちますか?

当たり前に派手に目が行きますよね。


情報なら地味が良い情報、派手が悪い情報なのです。


1990年代に各国で紛争やクーデター、飢饉や弾圧がたくさん起きていた。

それでも情報の生々しさは現在の方が情報が早く悲惨さを感じやすくなっています。


世界が悪くなっている感覚は誰でも抱いているわけでもなく、豊かな国の住人が感じているののが大半。


世界の人口の大半が低所得国や中所得国が占めていますが、そういった人たちは自分の人生や社会の将来について楽観的な考え方を示す人が多い。


日本はこんなにも豊かで食料なんて他国に配れるほど捨ててるのに将来に対して不安に思っている人が多くいる。


低所得国の人々は将来は経済的に豊かになると考えられる傾向にあるが、裕福な国の人々はその可能性は低いと考えている。

そして、自分の境遇を悲観することは世界を悲観することに繋がりやすい。


悪い情報はマイナス面、良い情報はプラス面。

もちろんマイナスの情報を取り入れると知らず知らずに自分の心がマイナスに蝕まれ将来への不安が増しますが、プラスの情報を取り入れたら今よりずっと気持ちが楽に過ごせます。


世界は良くなっているのか?

データからみれば良くなっています。



ファクトフルネスという本が、

データや事実に基づき世界を読み解かせてくれると有名です。


実際に数十年前より現在のほうが良くなっていることが多く、ここで大事なのはデータのとり方と見方なのです。


情報のデータを全てを鵜呑みせずどこを切り取って載せているかをしっかりと知ることで、将来の不安を取り除くことは大いに可能かと思います。


人はデータより自分の実感を優先するので、経験した事のないもの、目から入ってこない情報は信用しない事のほうが多い。

できれば、この投稿を見た方はぜひマイナスな情報を得たらきっとその逆の可能性を考えてみてください。


自分を悲観することは世界を悲観することになる。

しかし、平和を望んでない人なんてそうそういませんよね。


事実と違う思い込みがどれだけ多いか、まずは正しい今を見つめよう。

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