第一生命が全国の小中高生3000人対象に「大人になったらなりたいもの」を尋ねたところ
小学生男子1位「会社員」、女子1位「パティシエ」、そして中高生男女ともに1位「会社員」という結果に。
このアンケートは、1989年から毎年実施しており、1992年までは1位が野球選手、Jリーグがスタートした1993年以降はサッカー選手が優勢になり、2014年から3年連続で日本人のノーベル賞受賞者が出た際には学者・博士が1位になるなど、世相を反映した結果が出ることで注目されてきた。
そんな歴史ある調査で、「会社員」という回答は、調査開始間もない1989~1991年に第9位で「サラリーマン」が入って以降、トップ10にランクインしたことはない。
この結果について調査元の第一生命は、「コロナ禍でリモートワークの導入が進み、自宅で仕事をするお父さん・お母さんの姿を目の当たりにして『会社員』という職業を身近に感じた子供が多かったのかもしれない」と分析している。
しかしながら色々と調べていたら調査方法が変わったからという説もあることと、3000人を対象にしているので、身近なお子さんの夢が違う可能性は大!
ただ、子供が大人になっていく過程で現実的になっていくことは事実。
これを見た時に繋がるデーターがあるなと思ったので紹介します。
「自分で国や社会を変えられると思う」と回答した18歳の割合は18.3%だったことが、
日本財団が2019年に行なった『18歳意識調査』で明らかになった。
これは調査対象9カ国中の中でも最低の数値。
2番目に少なかったのが韓国だが、それでも39.6%と日本と2倍以上の差が開いている現状。
「解決したい社会課題がある」と回答したのも46.4%と9カ国の中で突出して低い結果が出ている。
データからは日本の若者の大半が「自分では国や社会は変えられないし、そもそも解決したいと思う問題もない」と感じていると解釈することができる。
果たして今の大人も「自分で国や社会を変えられると思う」という質問をした際にほとんどがNOだと思います。つまり、今の社会が自分が動いても何も変わらない。
もしくは、自分が発言しても届かない、聞いてくれない。
確かに諦めムードの現代社会。それが子供まで波及していく気がします。
ただ、実際は国や社会は変える事ができます。
あなたのその行動は小さいかもしれない。
しかし、その小さい行動がたくさんの人達に波及したらそれは社会を変えたことになる。
例えば、職場に可愛いマイボトルを持って行ったとして、それを見た同僚がマイボトルを褒めて、次の日になったら同僚がマイボトルを持参しました。
これって、環境問題対策になってますよね?
少しだけ社会を変えましたよね。
誰だって社会を変えれます。
あなたも私も。
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