新嘗祭。
『にいなめさい』、もしくは『しんじょうさい』と読みます。
『新』は新穀(初穂)、『嘗』はご馳走を舌先でなめるなどの意味を持つため、その年に収穫した穀物で作った食事やお酒を味わう(嘗める)祭事。
新たに収穫した五穀を天と地の神々をもてなし、天皇自らも新穀を食べることにより、その年の収穫に感謝し、次の年の豊穣を約束する収穫祭です。
新嘗祭の歴史は古く、なんと642年飛鳥時代から行われています。
現代では『勤労感謝の日』として国民の祝日になっていますが、
これは1948年第二次世界大戦後、GHQは宮中行事としての新嘗祭を残しつつ、アメリカのLabor Dayにあやかって『勤労感謝の日』とされました。
昔は食料の大切さを今よりもきっと感じていましたが、現代では、生きるために農業以外にも様々な仕事があります。
収穫も含め、そんな様々な勤めに感謝する日ということですね。
ちなみにこの祭事のために全国各地から様々な海産物が献上されますが、静岡県からは松崎町のお米が献上されました。
私は15時から三日市の浅間神社での新嘗祭に参列してきます。

全国各地の神社で行われているので、参加してみては?
Comments