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静岡県女性消防団員研修会

執筆者の写真: 市川まみ市川まみ

 本日7/7七夕ですが、私は興津で女性消防団員研修会に参加して来ましたー

 静岡県内から40人以上の女性団員が大集合!


 まずは座学で災害医療とトリアージについて。


 みなさんはトリアージって知ってますか?


 トリアージとは、フランス語で、多くの傷病者が発生した場において、傷病の緊急度や重症度に応じた優先度を決めることで、一人でも多くの命を救うために、選択すること。


 トリアージには、一次と二次トリアージがあるが、二次はより専門性が必要なため、本日は迅速性の高い一次トリアージのSTART(Simple Triage and Rapid Treatment )法を学びました。

 START法とは、呼吸、循環、意識の3つの生理学的評価を用いて、30秒程度で迅速にふるい分ける方法。


トリアージ区分

🟩III Minor 歩ける人

🟨II Delayed 反応があり、時間猶予のある中等症

🟥I Immediately 最優先治療が必要な重症

⬛️0 Dead 呼吸がなく救命不能群


 トリアージの判断を記載するトリアージタグは3枚つづりで、初めて見ました!


 お昼は食堂で、カレー🍛


 そして午後は燃焼実験!



 燃焼には燃料、熱、酸素の3要素が必要なため、どれかを取り除けば消火できる。

 消火には除去、冷却、窒息消火がある🧯


 この箱の中に燃料と熱を加えたことによる、火災の広がり方や、除去、冷却について、見ることが出来、面白かったです。


 熱は上昇するため、低いところと高いところで温度が違う。だから低い姿勢をとらないといけないこと。

 可燃性ガスを吸い込まないように口と鼻を塞ぐこと。

 炎が天井に到達する前に逃げるべきだと言うことを実感することができました。



 そして、野外訓練。


 暑かったー🫠


 ドールハウスと呼ばれる家の模型に火をつけて、窓の開け閉めによる空気の流れや、扇風機によって、どのように火が燃え、温度や煙が変化するのかの実験。

 高い時は炎の温度が650度にも🔥


 そして放水訓練。



 常備消防と呼ばれる消防本部で使われるホースは、私たち消防団が使うものより細くて使いやすかった。羨ましい。



 消火栓も初めて使いました!

 さっきのホースよりもっと細い!羨ましい!



 ということで、実践や実験も多く、とても良い学びの機会となりました。


 また、他の消防団では女性は本部付けで後方支援に達しているところが多く驚き🫢


 富士市では、男女問わず、一緒に訓練して、災害に備えています。


 私は何かあった時に何かしたいという思いで入団したので、男女区別されずに一緒に活動できることに、感謝していますが、意見や考え方はそれぞれだと思います。


 それにしても、暑かったし日焼けして疲れたー🥱





【その他本日学んだ用語集】

多数傷病者事故とは?

 多数の傷病者を伴う事故災害のことだが、人数について明確には定められていないが、おおむね10人以上発生したことを言う。


CSCA(管理項目)とは?

 Command and Control 多機関との連絡調整

 Safety 安全確保とゾーニング

 Communication 情報伝達と伝達手段の構築

 Assessment 評価し、活動方針や戦略を立てる


TTT(医療支援項目)とは?

 Triage 一人でも多くの命を救うための優先順位

 Treatment 必要最低限の応急処置

 Transport 搬送順位、搬送先医療機関の決定


二次トリアージのRAT法

 高精度で救命において優れている分、高い医学的確かと診察能力が必要で、大人数には対応不可


呼吸で見分ける優先度

 10-29回/分が通常呼吸のため、それ以外か以上の場合は最優先治療群



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