本日(8月27日)は、ANAグループ社員による自発的提案活動で2018年7月から始動したUniversal MaaSプロジェクトについてお話を伺いました。
現在では自治体や事業者、大学など52パートナーに。
Universal MaaSというのは、障害者や高齢者などが何らかの理由により移動にためらいのある方々(移動躊躇層)が快適にストレスなく移動を楽しめることを目指したユニバーサルデザインとMaaSを掛け合わせた造語。
ユニバーサルデザイン
年齢、性別、文化の違い、障害の有無によらず、誰にとってもわかりやすく、使いやすい設計のこと
X
MaaS(Mobility as a Service:モビリティ・アズ・ア・サービス)
複数の交通手段を最適に組み合わせ、「検索」「予約」「決済」などを一括で行えるサービスのこと
世界人口における障害者の割合は15%と少なくない。
つまり、6億5000万人の人は移動に何らかの躊躇を感じているということ。
※日本は少ないように見えるが、これは各国の定義の違いによるもの。
そこで、ANAのUniversal MaaSプロジェクトチームはユニバーサル地図/ナビで交通事業者と自治体を面で捉えて可視化するツールを開発。
移動手段も然り、MaaSもこのUniversal MaaSも手段。
何のためにこの手段を使うのかを考えることが重要。
超高齢化を迎える社会にとって、ユニバーサルデザインで移動も考えることは重要だと思う。
そもそも、公共交通の課題はほとんどの人が使っていないということ。
そして使わないからどんどん減っていくという悪循環。
そこで、現在移動に躊躇して公共交通を使っていない人たちに向けたサービスを行えば、結局誰にとっても便利になる、という切り口はとても良いなと思いました。
ちなみにこのANAのUniversal MaaSプロジェクトチームは現在4人で試行錯誤しながら活動しているとのこと。その中のお二人が来てくださったのだが、とても熱を感じる説明と回答が印象的でした。
Kommentare