平和とは
- 市川まみ
- 2023年4月12日
- 読了時間: 2分
皆さんは平和の対義語は戦争だと思っていませんか?
むしろ平和ってなに?
例えば人種差別や貧困、暴力気候変動による災害は平和ではない状況ですよね。

ところ皆さんは平和学という学問をご存知ですか?
平和学とは平和とは何か?平和の維持と条件など、科学的に平和研究をしており、簡単に言うとなんで戦争になるのか?どうすれば平和になるのか?という研究をする新しい学問です。
平和学の歴史は比較的新しく、第二次世界大戦後の1950 年代から平和学が形成され、50 年代に北米で、60 年代に北欧で体系化されていきましたが、日本ではそれらより一息遅れる形で発展しました。
元々平和とは戦争がないことでしたが、戦争がなくなっても平和ではなく、暴力がある限り平和はない。
平和学の父と呼ばれるヨハン・ガルトゥングは
戦争のない状態(直接的暴力がない状態)を平和と捉える「消極的平和」に対し、
貧困、抑圧、差別など構造的暴力のない状態を「積極的平和」とする概念を提起した。
しかしながら、昨今では構造的暴力。貧困、抑圧、差別。
政治的抑圧、経済的不平等まで、これらがなくならない限り本当の平和は訪れない。
気候変動もパンデミックも平和を脅かすもので、心理的、肉体的にもストレスを感じる状態の中で安心して生活できるわけもなく、やはりこれも平和ではない。
では、なにから解決していけば良いのか?
私は全てがフラットになれば良いと思います。
平和に上も下もないから。
まず私が海外に出た理由の一つに、差別が生まれるのは上下意識があったり、その人種の友人がいないだけではないかと考え、世界中に友人を作ろうと思ったことがありますが、平和に関しても同じことが言えると思います。
どんな所でも笑顔が溢れている、精神的裕福さに溢れる社会。
隣人にも社会にも優しい、そんな社会を目指して、私は政治的抑圧を少しでも変化させていく努力をしていきたいと思います。
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