ふじさんてらすMierulaの活用について
- 市川まみ

- 10月4日
- 読了時間: 19分
2025年03月11日(火)
一般質問Vol.8
1.ふじさんてらすMierulaの活用について
2.放課後等デイサービスと児童発達支援の今後について

1.ふじさんてらすMierulaの活用について
2013年に富士山の世界文化遺産登録をきっかけに改修された本市庁舎屋
上のMierulaは、富士山と市内を一望できるすばらしい絶景スポット
である。市民が利用しやすい愛される庁舎を目指して、以下質問する。
(1) Mierulaの整備は十分だとお考えか。
(2) Mierulaはどれだけの人に知られ、活用されているか。
(3) 今後どのように活用すれば、市民の日常生活やコミュニティー活動に最
も役立つと思うか。
動画16.00〜
市長(小長井義正 君)
市川議員の御質問にお答えいたします。
初めに、ふじさんてらすMierulaの活用についてのうち、Mierulaの整備は十分だとお考えかについてでありますが、本施設は、平成25年6月の富士山世界文化遺産登録を機に、駿河湾や富士山を眺望しやすく、また、市民の皆さんの憩いの場となるよう、屋上に整備したものであります。整備の内容といたしましては、展望デッキやアクリル板の窓、南北4か所の展望パネルのほか、休憩用にテーブルや椅子を設置いたしました。その後、平成26年度に富士山の美しい眺望をPRするための富士山ビューポイント案内板を屋上北側に、平成27年度には富士山吉原ロータリークラブ様から寄贈された希望の鐘を展望デッキに設置いたしました。本年度は、皆さんに楽しんでいただけるよう、逆さ富士撮影用の鏡を展望デッキに新たに設置するなど、様々な整備を行ってまいりました。しかしながら、本施設は整備後10年余りが経過し、著しく劣化している設備もあることから、昨年度は北側に設置した展望パネルと富士山ビューポイント案内板について、取替えや修繕を行いましたが、十分な整備状況ではないと認識しております。また、アクリル板や休憩用の椅子などについても、経年による劣化が進んでおりますので、皆様に快適に御利用いただけるよう、順次取替えを行ってまいります。
次に、Mierulaはどれだけの人に知られ、活用されているかについてでありますが、本施設は、平日の午前8時30分から利用でき、4月から9月までは午後5時15分、10月から3月までは午後4時が利用終了時間となっております。また、平日以外では、休日開庁日に開放するほか、元旦やゴールデンウイークには特別開放を実施しており、多くの方々に御利用いただけるよう、機会を設けております。平日や休日開庁日等における年間の利用者数につきましては、統計を取っておりませんが、本施設を活用するイベントごとに集計し、特定の事業等における来場者数として把握しております。具体的には、婚姻届やパートナーシップ宣誓書を提出された方を対象とした祝婚サービスでは、平成27年度から昨年度までの累計で339組の方々の記念写真を撮影いたしました。このサービスにより、特別な瞬間を祝う場として利用され、多くの皆様から好評をいただいております。また、市役所屋上という特性を生かした事業としては、「富士山と、初日の出inミエルラ」が代表的な取組であり、初日の出を楽しみに来場した人の数は、平成26年度から本年度までの累計で3492人に達しました。特に本年度は申込総数1313人から抽せんを行い、185人に御来場いただきましたが、その中には福岡県や新潟県など他県からの来訪もあったことから、本施設の知名度向上を示すものであると考えております。加えて、市内全小学校の3年生を対象とした市庁舎見学は、教育の一環として、子供たちに市役所の役割や地域の魅力を伝える重要な取組であり、その中で、多くの小学生が本施設を訪れて、富士山から駿河湾までの市内全域を見渡し、地域への愛着を育む一助となっております。さらに、魅力発見バスツアーでは、夜のふじさんてらすMierulaを見学できるナイトツアーも実施しており、市民の皆様には夜景を楽しんでいただく機会も提供しております。
このような様々な取組を通じた魅力の発信により、メディアに取り上げられる機会も増え、ロケや観光ツアー等の依頼など、活用の幅も年々広がっていることから、地域の活性化や経済効果の促進にもつながるものと考えております。
次に、今後どのように活用すれば、市民の日常生活やコミュニティー活動に最も役立つと思うかについてでありますが、本施設は、富士山を一望できるだけではなく、周囲の自然環境や市内の風景も楽しむことができる、まさに絶景スポットとしての役割を果たしております。また、誰もが気軽に訪れることができ、美しい自然と都市の景観が調和する光景を通じて、本市の魅力を再確認することができます。しかしながら、先ほど申し上げたとおり、現在のふじさんてらすMierulaは、老朽化が懸念される箇所も見受けられることから、清潔感があり、訪れた方が安心して利用し、くつろげる場所をつくっていくことが重要であると認識しております。このことから、富士山とまち並みが織りなす様々な時間や季節ごとの光景を楽しみながら、友人同士や御家族などが憩いのひとときを過ごすことができる場所となるよう、快適さが保たれた環境を整え、本施設の魅力を知っていただく取組を継続的に実施してまいりたいと考えております。さらには、市民が気軽に足を運ぶことができ、多様な人々が集い、交流が生まれる魅力的な場所となるよう、周知に努めるとともに、より効果的な活用方法について検討してまいります。
◆3番(市川真未 議員)
市長から御答弁いただきましたので、通告の順に再質問させていただきます。 まずは、ふじさんてらすMierulaの活用についてですが、昨年5月に市庁舎から見える逆さ富士がナニコレ珍百景のほうにも採用されまして、その際に撮影用のミラーを設置していただき、ありがとうございました。
それまで実はMierulaの存在すら知らなかったという声も、実際、私の耳に届いていまして、もっとポテンシャルがあるような場所じゃないかなというふうに感じています。
質問(1)の整備についてですが、お許しを得て配付させていただきました資料を御覧ください。

答弁にもありましたが、Mierulaの現状写真を御用意させていただいております。12年たったということで、フォトフレームとして設置されたアクリル板が劣化していたりだとか、椅子もおしゃれできれいとは言い難かったりだとか、やはり何かしらしっかりと管理していく必要があるのではないかと感じるんですが、今まで管理はどちらの課が所管されていたのかお答えください。
◎財政部長(杉山貢 君)
管理というお話でございます。写真にあるとおり、かなり白くなっている椅子があったり、座る気がしないような椅子もあったり、塗料が剥がれているといったようなものがあって、財政部資産経営課のほうで管理をしておりましたが、このような状況になっておりまして、大変申し訳なく思っているところでございます。 以上です。
◆3番(市川真未 議員)
財政部長のほうでもしっかりと現状を把握してくださっているということで、安心したところもあります。
では、今後の活用という意味では、どちらの課がこれからMierulaを活用していくのかについてお答えください。
◎総務部長(江村輝彦 君)
ハード面に関しましては、財政部資産経営課なんですけれども、活用という意味でいいますと、総務部シティプロモーション課が担当しております。 以上です。
◆3番(市川真未 議員)
ハード面では財政部資産経営課、ソフト面では総務部シティプロモーション課というふうに把握しました。
今後、活用に当たって、シティプロモーション課がやってくださるのだと思いますが、富士市では、何でもシティプロモーション課が受け止めてくれているような気が私はしていまして、何でもやる課だとか、そういった新しいことをまず受け止めるような課みたいなものを設置して、改めてしっかりと組織に流していくような体制の見直しというのも必要ではないかと考えています。
また、町田市庁舎の屋上の花畑はボランティアだとか運営サポーターを募っているんですが、財務部市有財産活用課が管理、活用しています。本市でも来年度、来月から公有財産の利活用に関する取組の推進のために、資産経営担当が資産活用担当になるということで、資産活用担当が今後ぜひ自発的に公有財産を活用していってくれることを私は期待しています。
Mierulaの話に戻りますが、市庁舎自体の広さは2142平方メートルもあります。これはテニスコートでいうと8面分、コンビニは約100平方メートルだと考えたときに、コンビニ21店舗分の広さになります。屋上だと、エレベーターホールなんかもありますので、少なく見積もってみても、テニスコート6面、コンビニ15店舗分ぐらいはあるんじゃないかなというふうに考えています。すごく広いですよね。
そこで次の質問ですが、どれだけの人に活用されているかという質問について、初日の出や祝婚サービス、様々な活用がされているということで、特に富士山婚式なんかは、私も先日、参加して、すごく感動しました。ただ、12年間、ここを整備してからたっていますので、ニーズというものも変容しているのではないかと思います。
これからこの市庁舎自体、あと何年使用していく予定なのかお答えください。
◎財政部長(杉山貢 君)
何年使うかというようなお話です。これについては、令和6年1月に新病院建設特別委員会のほうで、今後の大規模な事業の中に市庁舎という項目も入れております。そういった中で、この庁舎については、昭和45年建築ですので、55年経過しております。ESCO事業を令和3年度、令和4年度で行いまして、令和5年度から支払いを始めているんですけれども、令和19年まで支払いがあります。それが終わってから3年ぐらい使って、70歳になるまでということで、今後15年間、現在の予定では令和22年まで使うというような形になっていますので、あと残り15年というようなことで考えています。財政状況によって、第2期のESCO事業をどうするかというようなことも出てくるかもしれませんが、現在のところはそのような状況でございます。 以上です。
◆3番(市川真未 議員)
財政事情などにもよるかと思いますが、15年間ということで、まだまだ時間がありますので、ぜひこれからもMierulaを活用していってほしいと思います。
ちなみに、Mierulaには、2013年6月の富士山の世界遺産登録を機に、屋上が皆さんの憩いの場となるよう、愛称をつけましたと書いてあります。そもそも憩いの場とは何でしょう。今の例えば鐘を鳴らして帰る、それで憩いの場になっているのか、ちょっと私は疑問に感じています。憩いの場というのは、休憩や落ち着きが得られる、リラックスできる空間を整備するハード面、そして、人々が愛着を持ち、積極的に利用されるコミュニティーのソフト面の両者が重要だと思います。つまり、ただ場所を整えるだけでは足りないと思います。居心地のいい空間づくりに加えて、例えばラジオ体操など、人々が集まる活動を行うことで、コミュニティーに働きかけることで、ようやくそこが憩いの場になっていくのではないでしょうか。
そもそも市庁舎に来るときというのは、テンションが上がるものではないと思います。ただ、全ての市民が来られる場所です。トイレと同じように、イメージを払拭するようなスペースの活用が今求められていると思います。例えば、ウオーキングコースを設けるだとか、平日の朝だとか昼休みにヨガ、ピラティス、エアロビクスなど、フィットネスなんかを開催することで、市民の健康維持、増進、また、市職員のリフレッシュの場にもなると思います。それ以外にも、例えば、イベントスペースとして、オープンエアコンサートだとか、映画上映だとか、フリーマーケット、マルシェ、地元アーティストだとか学生の作品を展示することで、芸術に市民が触れられるようになったりだとか、本当に活用の幅というものは広いのではないかと思います。
次の質問(3)についてですが、どのように活用すれば、市民の日常生活やコミュニティー活動に最も役立つと思うかという質問をさせていただきました。
富士市は26地区あるまちづくりセンターで様々な講座などを行っていて、市民の日常生活やコミュニティー活動に活発に活用されているかと思います。ここの施設を予約するときに、富士市公共施設予約システムで、オンラインで簡単に予約することができるんですが、本当に市民に利用しやすい環境が整っていると思います。
そこで、このシステムをMierulaにも使用できるようにするというのはいかがでしょうか、お答えください。
◎総務部長(江村輝彦 君)
今、Mierulaに関しましては、まちづくりセンターの御紹介がございましたが、貸出しの施設という位置づけではないものですから、実は個人レベルでは、自由に来て、先ほどラジオ体操とか、いろいろとございましたけれども、個人で来て使ってもらう分には自由なんですが、まず、平日の昼間ですと、先ほど市長答弁にもありました、それが利用できる時間なんですが、19人までは自由なんです。20人を超えますと、事前にお申込みをいただきます。駐車場の関係とかもございまして、20人以上についてはお申込みをいただきますけれども、それ未満ですと自由に使えるという状況になっております。そういった中で、公共施設予約システムという形は今のところ考えていません。 以上です。
◆3番(市川真未 議員)
20人を超える場合は申込みが必要ということを私は今知ったんですが、市議会議員になってすぐにMierulaを活用したいなと思って、いろいろと当局に確認したときに、実際、資産経営課とシティプロモーション課のたらい回しに遭いまして、私ですら知らないので、これを知っている人はあまりいないんじゃないかなと思います。
そうなったときに、20人以上は申込みが必要だとか、実際どうやって活用できるのか、個人レベルでできるのか、こういったことを市民が知る方法はないと思うんです。実際今どこに書いてあるのかお答えください。
◎総務部長(江村輝彦 君)
今、手元にプリントしたものを持っていますが、ウェブサイトのほうで御案内をしています。今申し上げたとおり、20人以上の場合は団体という形になるので、申込みをしていただきます。また、平日、休日開庁日以外はシティプロモーション課ですけれども、平日に関しては資産経営課という形になっております。ウェブサイトにアップしています。 以上です。
◆3番(市川真未 議員)
ウェブサイトに書いてあるということで、週末だったら資産経営課だということも書いてあるというふうに今認識はしたんですが――書いてあるのでしょうか、お答えください。
◎総務部長(江村輝彦 君)
平日は資産経営課です。平日、休日開庁日以外はシティプロモーション課という形で載っています。平日の開庁時間はあくまでも施設の管理をしておりますので、資産経営課が管理しています。土日とかですと、ふだんの施設利用というよりは、イベントだとか、そんなときの御利用の申込みという形になりますので、活性的な活用ということなので、シティプロモーション課のほうに1回御相談いただいて――いずれにしても、書類自体は資産経営課のほうに出しますけれども、土日等に関しましては、シティプロモーション課が間に入るという状況でございます。それら全てウェブサイトのほうには書いています。 以上です。
◆3番(市川真未 議員)
認識が逆で申し訳なかったです。土日はシティプロモーション課が担当されているということです。
ちなみに、今回、活用で考えたときに、例えばエレベーターが障害になるのかなと思っていて、東芝エレベータに私のほうから確認させていただいたところ、改修することによって、エレベーターによっては、曜日や時間帯に対して制限ができたりだとか、屋上だけに止まるような設定に変更することができるということだったので、これから15年間使っていく中で、もし土日の活用をいろいろ考えていく中で弊害となったら、ぜひこの辺りも御検討いただければと思います。
話を戻しますと、20人を超える場合、申込みが必要ということでしたが、申し込めば、何か市民が活用することは可能という認識でよろしいのかお答えください。
◎総務部長(江村輝彦 君)
注意事項がございます。議員も先ほどおっしゃったとおり、直通のエレベーターがございませんので、土日に全く我々の管理下にない中で使っていただくと、途中の階で降りることができて、事務フロアのほうに行けてしまうものですから、基本的には、何かイベント的な御利用ということを考えておりますので、そういう場合は、職員がついて御案内するという形になります。若干、手間といいますか、ハード的にエレベーターの関係とかがございますので、職員が常にそこにいて対応するという形がございます。 以上です。
◆3番(市川真未 議員)
Mierulaが改修されたのが2014年の富士山の日、2月23日にオープンしたと思うんですが、その4か月後に小野由美子元議員がMierulaの活用について質問されていました。そのときの答弁で、市民や市民団体等から御提案いただく手法も必要だと考えている、市民と協働で取り組む仕組みづくりも視野に入れて検討とありましたが、この12年間で、そういった団体との協働だとかは検討されてきたのかお答えください。
◎総務部長(江村輝彦 君)
先ほど議員から富士山婚式のお話がございましたが、あれはまさに市民団体の方々と一緒に考えていく中で、Mierulaを活用して何か発信できないかなというアイデアがございましたので、シティプロモーション課と協働して進めているところでございます。 以上です。
◆3番(市川真未 議員)
富士山婚式は本当にすばらしい取組だと思うんですが、たしかあちらは10年近くずっと続いているものだと思います。そう思うと、整備してから12年たって、多分、整備した直後なんかは、いろいろと活用のために動いていたんだと思うんですが、今はずっとやっているようなものが増えてきたんじゃないかなというふうに感じています。
昨今、市民ニーズも変化しておりますので、改めていろんな形の活用を考えてほしいと思いまして、私のほうで資料2ページのところに様々な活用事例を用意させていただきました。

御紹介させていただきますと、例えば奈良市では、様々な公共空間を日常の中にある公園のように活用する取組を行っていて、その一環として、トライアルサウンディングを実施。その結果、現在、毎週金曜日から日曜日にこども広場として、奈良県産の木材を使用した滑り台、いろいろな遊具を設置しています。オープンから2か月間で延べ約3700人が利用していて、利用者からは、周りに道路もなく、親の目が行き届くため、安心して遊ばせられるなんていう声もあったようです。また、横浜市では、アウトドアオフィスとして、市庁舎屋上をオフィス空間とする実証実験を行い、アウトドア会議室を設置、市職員や民間の方と実際に会議や打合せ、ランチなど、多様な使い方をしてみたところ、参加者からは、面白いアイデアが出た、雰囲気がよかったなどの意見が寄せられたそうです。このように屋外という環境を利用して、例えば環境教育だとか、環境に関するエコワークショップ講座だとか、市民が環境問題を考えるような場にすることで、面白い発想につながっていくんじゃないかなというふうに思います。また、海外の事例としては、2022年にオープンしたブリュッセル区庁舎の屋上は、水曜日から土曜日の夜、ルーフトップバーになります。こちらは今ではブリュッセルの人気スポットになっているそうです。
Mierulaは地上から40メートルの高さで、富士山と海のすばらしい絶景ポイントだと思います。ここで飲食ができたりだとか、夜景を気軽に楽しめるというと、市民にとっても、ここに住んでいてよかったなと思えるんじゃないかなというふうに思います。
夜景については、長崎市、神戸市、大阪市など、多くの市庁舎屋上ですばらしい夜景、そして、食事が楽しめるような場所があります。
藤沢市役所は結構とがっているなと思ったんですけれども、屋上庭園をスペインのイビザ島のようなリゾート空間に変身させて、新しい魅力を発信しています。市役所が静まり返った後に音楽とアルコールを楽しみながら、リラックスできる大人空間ということで、これは好評だったので、今週の金曜日から第2弾を予定しているそうです。
ほかにも、ビアガーデンを開催している市役所もあったりだとかして、市役所の在り方というものを改めて考えると、いろいろな活用ができるかと思いますので、イベントスペースでしたら、もう少しいろんなことができるんじゃないかなというふうに期待しています。 最初に挙げた奈良市に関しては、本格的な利活用に向けた方向性や条件の設定、検討材料を把握するためにトライアルサウンディングを行いました。行った上で、まずは実験のようにやってみて、今後、活用を考える。
あと15年あるということで、15年間の活用を考えてほしいんですが、15年後、新しい市役所を造るときだとか、ほかの公共空間を造るときのアイデアにもつながるかと思いますので、ぜひ今の段階で、これからトライアルサウンディングのような形で市民を巻き込んで、屋上の利活用というものを検討してほしいと思うんですが、いかがでしょうか。
◎総務部長(江村輝彦 君) 質問の確認ですが、現状においての15年間の中でのお話なのか……。
○議長(小池智明 議員) 趣旨確認ですね。
◎総務部長(江村輝彦 君) 質問の趣旨確認でございますが、よろしいでしょうか。
○議長(小池智明 議員) はい。
◎総務部長(江村輝彦 君) 15年間のところなのか建て替えのところなのか、その2つが分からなかったものですから、それによって、違うものですから、お願いいたします。
◆3番(市川真未 議員)
現状、あと15年使うという予定をしていますので、それ以降のことを今決めるのはおかしいかなと思うので、今の段階でどういった活用ができるのか。ぜひ市民を巻き込んだトライアルサウンディングを行った上で、15年後もいろんな活用に広がっていくんじゃないかなと思うんですが、まずはトライアルサウンディングのような形で、市民と一緒に何かできないか、御検討いただけませんでしょうか、お答えください。
◎総務部長(江村輝彦 君)
申し訳ございませんでした。議員がこの資料を御用意されたので、私も奈良市のウェブサイトを拝見いたしました。そうしましたら、マルシェとかフリーマーケットとか、そういった事例もございました。本市では、これまでMierulaでいろいろなイベントをたくさんやってまいりましたが、現状の課題は、さっきエレベーターの話が1つございましたけれども、もう一つは給排水設備がないというところがございます。そういったことで、ここでは、マルシェですとか飲食系のイベントはやっていません。また、エレベーターも一つ一つのキャパが小さいものですから、大きいものですとか設営部材がなかなか運びにくいということで、今まで屋上では、そういうイベント的なものはできていなかったところがございます。
ただ、こういった条件も踏まえて、15年間という中で、若干のハード整備が必要なのか、または、現状のままでいいのか、そういったことも含めた中で、さらに利活用を図るということは研究してみたいというふうに考えています。 以上です。
◆3番(市川真未 議員)
今、研究ということだったので、つまり、トライアルサウンディングのような形で行うかということをまずは研究されるという認識なんですが、15年というと、研究していたら、あっという間に時が過ぎてしまうんじゃないかなというふうに思います。条件も踏まえた上で、まずは15年間、今ある公有財産を使い倒してほしいと私は思います。市民の税金で造られた公共施設は、しっかりと活用されてこそです。
市民が利用しやすい、愛される庁舎を目指して、今後もいろいろ活用できるように、ぜひ研究を早急に終え、活用するような行動に移っていただければと期待し、次の質問に移らせていただきます。



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